体温の日周期リズム
体温には、1日を周期とした日周期リズムがあります。
1日の体温変化は一般的に、早朝3〜6時の間に最低となり、午後3〜6時の間に最高値に達するような周期的変化を示します。
その変動幅はだいたい、0.7〜1.2℃くらいであるといわれます。
このような体温の変動は昼夜などの時間的な違いによる外因因子によるだけでなく、生体リズムの調節機構の働きによります。
基礎体温とは?
基礎体温とは体温の1日の日周期リズム(概日リズム)の中で最も低くなった体温を指します。
夜間の睡眠時には体温は急降下し、目が覚める覚醒寸前から上昇しはじめます。
最も低くなった体温ということで、厳密には目が覚める覚醒寸前の体温をいうのですが、非現実的な事もあり、
基礎体温とは、
「早朝、目を覚ましたときに、動かずにそのままの状態で測った体温」
のことを指します。