黄体機能不全

黄体ホルモン(プロゲステロン)は、基礎体温を上昇させ、妊娠を継続させるホルモンです。

基礎体温表をみて、下記のような所見があれば黄体機能不全を疑ってみる必要があり、婦人科などの専門医にて受診されることが望ましいです。

・高温期の日数が10日以内の場合
・高温期と低温期の平均の差が0.3℃以内の場合

不妊患者さんの約10%

黄体機能不全とは、黄体の働きが悪く、黄体からのホルモン分泌が不十分になったり、黄体の存続そのものが短縮する状態を指し、不妊症の原因にもなります。

不妊患者さんの約10%に見受けられるといわれています。

黄体機能不全の原因

黄体機能不全になる決定的な原因として、

視床下部、下垂体の機能異常、卵巣自体の異常などが挙げられたりしますが、明確なことはわかっておらず、糖尿病などの全身性の病気や喫煙などの嗜好品、精神的ストレスによって卵巣機能不全となり、黄体機能不全の症状を示すこともあるといわれています。

医療機関で受診

医療機関で受診すると、高温期の中頃に採血を行い、黄体ホルモン(プロゲステロン)濃度を調べ、この値が10mg/ml未満であれば、黄体機能不全と診断されることが多いようです。

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