基礎体温によって分かること
基礎体温を継続的に測ることにより、妊娠にまつわる様々なことが把握出来ます。
排卵の有無の診断
排卵の有無を診断する方法は様々ですが、最も簡便な方法は基礎体温の測定です。
2相性の基礎体温となっている場合には、排卵していると診断されます。
排卵日の予測
低温相の終わりごろの体温が一番下がった日から数日の間に、排卵が行われると考えられています。
月経不順の人などは排卵日がはっきりしない場合がありますが、高温相が9日以上あれば、低温相の終わりごろに排卵があったと考えられます。
妊娠の判断
基本的には高温相が16日以上続くときは妊娠している可能性があります。
ただし、ときには妊娠していなくても黄体が18日ぐらい黄体ホルモンを分泌し続けることがあるので、21日以上高温相が続いた場合に妊娠したと考えるほうが一般的です。
不妊の可能性
高温相が9日以内と短かったり、低温相と高温相の差が0.3℃以内のときは「黄体機能不全」の疑いがあります。
流産の可能性
妊娠すると高温相が続き、およそ13〜14週目ごろから下降し低温相に戻ります。
21日以上高温相が続いたあと出血が起こる場合は、流産の可能性が考えられます。
基礎体温によって得られる情報
基礎体温から、いろいろと読み取ることが出来るのは確かですが、
しかし、基礎体温によって得られる情報には限界があり、必ずしも正確な診断が可能とは限りません。