基礎体温・妊娠・排卵日の関係
健康な女性の基礎体温を継続的に測定しグラフにすると、体温の低い時期(低温期:低温相)と体温の高い時期(高温期:高温相)の二相性になります。
この二相性の周期は月経周期を密接に反映するものであり、月経周期とともに低温期と高温期が繰り返されます。
排卵と黄体ホルモン
排卵の前には、卵胞ホルモンが分泌され子宮内膜を成長させて妊娠の準備をします。
妊娠の準備が整うと、今度は黄体ホルモンが分泌されだします。
この時、脳の体温の中枢に刺激を与え体温が上がり、分泌された黄体ホルモンは卵巣へ行き、排卵を起こします。
このため、基礎体温が上がる前日が最も妊娠の可能性が高いと言われています
排卵日は低温期と高温期の境目
一般的に、排卵日は低温期と高温期のちょうど境目(低温期の最後の日)とされています。
しかし、排卵の起こる日は、人それぞれで幅があり、必ずしも低温期の最後の日が排卵日とは言えません。
実際には「低温期の最後の日の前後2〜3日間」に排卵が起こっていると考えた方が良いでしょう。
正確な「排卵日」
基礎体温表だけでは、なかなか正確に「今日が排卵日」という事はわかりません。
基礎体温が上がって「今日が排卵日」だと思った時は、すでに排卵日の次の日になっている場合も多いです。