基礎体温の高温期
基礎体温の高温期というのは、低温期の平均体温から0.3℃〜0.5℃上昇して、12日〜14日間安定することが望ましいといわれています。
よって、基礎体温表をつけている場合に、高温期の日数は低温期の平均温度0.3℃のところに線を引いて、その線の上の日数を数えると良いことになります。
高温期によく見られる特異なパターン
高温期によく見られる特異なパターンとしては、高温期が短い・高温期がない・高温期がずっと続くなどがあります。
いずれの場合でも、明らかに異変を感じる場合には、いちど婦人科を受診してきちんと調べてもらうべきでしょう。
高温期が短い
高温期と低温期が分かれていても、高温期が9日以内の場合は、黄体の働きが悪いのでは?ということがまず想像されます。
このような場合には「黄体機能不全」が疑われます。
高温期がない
月経はあっても、高温期が見られないときは「無排卵性月経」が考えられます。
ただし、とくに異常がない人でも、無排卵になることはありますので、2〜3カ月測定してみて、高温期が確認できれば心配ありません。
高温期がずっと続く
黄体ホルモンの分泌はふつう2週間ほどで止まりますが、妊娠するとそのまま分泌され続けます。
高温期が3週間以上続く場合は、妊娠の可能性が高くなります。