通常とは違う基礎体温パターン
基礎体温グラフの見方の項目にて、もっとも一般的な基礎体温のグラフ・パターンを示しましたが、
ここでは、よく見られる通常とは違う基礎体温のパターンを幾つか紹介します。
不安定な状態が続く場合や、不安な時には専門医に受診しましょう。
高温期がない
排卵していない可能性が高く、「無排卵性月経」が強く疑われます。 ただし、とくに異常がない人でも、無排卵になることはあり、2〜3カ月測定してみて、高温期が確認できれば心配いりません。 |
高温期が短い
高温期が短いという場合、黄体の働きが悪いということがまず想像されます。 2〜3カ月基礎体温を測って、毎回10日間をきるような人は黄体機能不全の疑いがあります。 |
高温期がずっと続く
黄体ホルモンの分泌はふつう2週間ほどでストップします。 しかし、妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が止まらないため高温期が続きます。よって高温期が3週間以上続く時は妊娠の可能性があります。 |
高温期に低温期が混じる
高温相が続かず、途中で体温が下がる日がある場合には、「黄体機能不全」といって、ホルモンのバランスが崩れたことが疑われます。 ストレスや自律神経が不安定なときにも見受けられ、妊娠しにくい状態でもあります。 |