基礎体温のパターン
女性の基礎体温をグラフにすると、ある一定のパターンを描くことがわかります。
体温の低い時期(低温期:低温相)と高い時期(高温期:高温相)の二相曲線を描きます。
このパターンは月経や排卵など女性の性周期にしたがって繰り返されており、この動きを継続的に記録することで、受胎や避妊を調節することができます。
そして何よりも、自分自身の体調を把握することができるのです。
基礎体温の低温期と高温期
健康な成人女性の一般的な基礎体温は、月経が始まってから2週間ほど「低温期」があり、その後、次の月経まで2週間ほど「高温期」が続きます。
そして、この低温期と高温期の分かれ目の前後に、「排卵」があります。
排卵前は卵胞ホルモン(エストロジェン)が多く分泌されますが、排卵後は黄体ホルモン(プロジェステロン)が多く分泌されます。
黄体ホルモンには体温を上昇させる働きがあるため、排卵とともに基礎体温が上がるというわけです。
このように、基礎体温が低温期と高温期の2相に分かれているということは、女性ホルモンが正常に分泌され、きちんと排卵している証拠です。