食材自身に含まれている栄養素自体が低下している
ふだん私達の食べている現代の野菜や果物などは、化学肥料の過剰使用などによる土壌の疲弊や自然環境などの影響により、食材自身に含まれている栄養素自体が低下しているそうです。
また、農作物に限らず畜産物や海産物もさまざまな環境汚染などの影響を受けたりしており、
そのような環境下で育った肉や魚の栄養価も、野菜などの農作物と同じく変化しているのではないでしょうか。
栄養素の大幅な減少
日本食品成分表によると、野菜に含まれる栄養素の量の比較で、1950年と1982年では大きな減少がみられました。
1950年の野菜に含まれる栄養素の量を100とした場合、
- 1982年では、
・ニンジンに含まれるビタミンAは20
・生椎茸に含まれる繊維質は36
・セロリに含まれるビタミンCは20
といったように、およそ30年の間で栄養素が大幅に減っているらしいです。