まずはベースとなるサプリメントの摂取
サプリメントの摂り方としての基本は、
まずマルチビタミン・マルチミネラルといった必要最低限の栄養素であるベースとなるサプリメントを摂ったうえで、個々の症状や目的別のサプリメントを摂るように心掛けることです。
このことが非常に重要です。
1種類でも不足すると・・・
人間の身体に不可欠な「三大栄養素」である、炭水化物、脂肪、タンパク質。これらを体内において栄養素として利用するためには、分解して化学変化をさせて代謝しなければなりません。
体内において食べた物をエネルギーに変換するエネルギー代謝、細胞を生まれ変わらせるサイクルの働きをする新陳代謝など、体内で行われるあらゆる代謝に関わり働きかけるのがビタミンとミネラルです。
これらビタミン・ミネラルはそれぞれ互いに協力し合って働くことで、はじめて体内において機能しだすので、1種類でも不足すると全体の機能が落ち込むために有効に働きません。
相互的に働くときに強い効力を発揮
栄養素は単体のときよりも、さまざまな種類が相互的に働くときに強い効力を発揮します。
また逆に、栄養素を1種類だけ補っても、他の栄養素を使って働こうとするので、今度は他の栄養素が不足しだすということになってしまいます。
このような、ある特定の栄養素の過剰摂取によって、他の栄養素が消耗されたり、その働きが損なわれることを「拮抗」といいます。
栄養素を効果的に機能させたいならば
ビタミンに限らず、他のミネラルや栄養素も単独で威力を発揮するものはありません。
ベースとなる栄養素であるビタミンとミネラルの一部が不足しているアンバランスな状態で、個々の症状や目的別に応じたある特定の栄養素のサプリメントをいくら摂ったとしても、有効的に機能しないということです。
サプリメントの有効性を効果的に機能させたいならば、
必要最低限の栄養素であるマルチビタミン・マルチミネラルといった、ベースとなるサプリメントを摂ったうえで個々の症状や目的別のサプリメントを摂るようにしたいものです。