天然由来のモノを原料としている製品
天然由来のモノを原料としている製品というと、高品質だ!といった印象を抱くことも多いことと思われますが、
天然モノだからといっても、原料に特定の天然成分だけを配合して、それ以外の成分については殆どを化学合成で作り、「天然成分配合」と表示しているものもあります。
もっとひどい場合ですと、
ビタミンCなんかでは化学合成して作られたモノでも、その原料が元々「トウモロコシやジャガイモの糖分」ということから、
宣伝表示などに「天然由来の原料を使用」とか「天然成分から配合」などといった触れ込みをしているものもあるようです。
天然由来の原料を使用していても・・・
また、いくら天然の素材から作られているといっても、原料となる素材自体(動植物)が貧弱な土壌などで収穫されたモノであれば、栄養素自体も貧弱であるでしょうし、
農薬や化学肥料が大量に使用されている環境のもとで育ったモノでは、天然由来の原料だからといっても、過大な期待をできるモノではないと思われます。
更にいうと、素材自体(動植物)のクオリティーが良くて豊富な栄養素を含んでいたとしても、製造方法によっては、せっかくの豊富な栄養素を殆ど失われてしまっているモノも多々あると思われます。
曖昧な成分表示だけでは・・・
実際のところ、購入するにあたって製品価格や曖昧な成分表示だけでは、 どのくらいの天然成分が入っているのかといったことや、使われている天然原料の品質や製造方法について判断するのは難しいところです。
ですから、天然由来のモノを原料としている製品なら、間違いなく全て必ずイイとは言い切れないものです。
「天然モノ」イコール「安全で高品質!」とは全ての製品に当てはまるとは限らないと、心の隅に置いておくのが賢明かもしれません。