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栄養素は熱に弱く、壊れやすい

サプリメントがどんな製造方法によって作られているかも、非常に重要な要素です。

いくら天然由来の原材料を使用しているといっても加工する際に、天然栄養素が破壊されない作り方をしていなければ意味がありません。

栄養素、特にビタミンやミネラルというものは熱に弱く、壊れやすいものです。

そのため本来なら基本的な絶対条件として、製造過程において低温(人間の体温ぐらいまで)で加工がなされていなければならないのです。

栄養素を殺さないように、コールドプロセス製法(低温処理製法)と言って、人間の体温ぐらいの温度でゆっくりと成分を固める製法を用いて製造しているメーカーもあるようですが、

手間とコストがかかるので、日本のメーカーなど取り入れているところは稀ですし、製品価格も一般的な熱処理加工されているモノに較べ高くなっています。

壊れた栄養素を補給しても・・・

ビタミンやミネラルの多くは55度以上の熱を加えられると、破壊されはじめるそうです。

また、代謝活動を円滑にする酵素(エンザイムや腸内細菌など)は、わずか40度以上の熱で壊れ始めるらしいです。

栄養を補給するはずのサプリメントが高温で処理されて破壊されてしまえば、何の意味もありません。

上記の事からも、製造工程で高温の熱を使って処理されていたら、 製品化されたモノに含まれるビタミンは壊されており、酵素は死滅していると思ったほうがよいようです。

栄養素が入っていたとしても壊れた栄養素ならば、体内に入っても吸収されずに排泄されるのみなのではないでしょうか。

実際のところ・・・

実際のところ、数多くのメーカー・業者が高温高圧でプレスして形にするなど、何らかの熱処理を行っています。

せっせと量産できて生産コストを安く抑えられるので、多大な宣伝広告費などに資金をまわしても、製品価格を安く設定する事ができるからのようです。