黒酢について
黒酢とは、南九州で一年以上の時間をかけて壷で醸造してつくるお酢のことです。
普通のお酢は醸造用アルコールに少量の穀物を入れて短時間醗酵させますが、黒酢の場合は、米と麹だけを原料として壷の中で作り、醸造用アルコールを使いません。
黒酢は、自然のままの製法で作られていますので、アミノ酸をはじめとした玄米や大麦の栄養分が溶け込んでいて、身体に吸収されやすくなっています。
黒酢の働きや作用など
黒酢にはいろいろな栄養素がつまっていますが、注目すべき成分がアミノ酸です。
人間の体内では合成されず、食物から摂取しなければならず、 一つでも欠けると重大な栄養障害を起こす必須アミノ酸と呼ばれるものがあるのですが、黒酢にはこの必須アミノ酸が全て含まれているのです。
黒酢にはそれ以外の天然アミノ酸も多量に含まれており、まさにアミノ酸の宝庫と言えるのです。
その他にも、クエン酸など１６種類の有機酸、さらにポリサッカロース（多糖類）という、体に免疫力をつけるのに役立つ糖分やビタミンＢ群を多く含有しています。
黒酢に含まれる有機酸の働きによって、乳酸（筋肉を硬化させ、肝臓や筋肉に蓄積される疲労物質）を除去するので、疲労回復にも効き目があります。
また、強い殺菌力があるので、防腐作用が働き腐敗菌の繁殖を抑えて食中毒などの予防をしますし、体内の過酸化脂質を抑制し、血液中の中性脂肪やコレステロールを除去する働きも黒酢にはあります。
黒酢の摂取で期待される効果や効能など
・血清コレステロール低下作用
・中性脂肪のコントロール
・血糖値降下、血糖粘度低下作用
・血圧降下作用
・疲労回復作用
・脳卒中、心臓病の予防
・高血圧、動脈硬化、糖尿病の予防と改善
・高脂血症、血栓症の予防と改善
・便秘や肥満の解消、美肌効果
・食中毒等の予防など
