キチン・キトサンについて
キチン・キトサンとは、カニの甲羅やエビの殻、イカの軟骨などに含まれる動物性の食物繊維で、アミノ酸の集合体です。
甲殻類の殻から炭酸カルシウムやタンパク質を除去したものがキチンと呼ばれる殻の主成分で、そのキチンからアセチル基を除去して、抽出したものがキトサンです。
分子量が１００万以上という高分子物質なため、そのままでは人間の体内で消化・吸収されないのですが、それを化学的に処理することによって吸収しやすい形に変えたものが、健康食品のキチン・キトサンです。
キチン・キトサンの働きや作用など
キトサンは健康食品の中でも機能性食品と呼ぱれ、生体に対して非常に有用な働きをします。
食塩の摂りすぎが高血圧を招く要因であることはよく知られていますが、キトサンは過剰な塩分を吸着して体外に排出する作用があり、過剰塩分による高血圧を予防する働きがあります。
キトサンは数ある食物繊維のなかで、唯一プラスの電気を帯びており、この特徴がコレステロールや血圧を上げるといった、他の食物繊維ではみられない効果を発揮するカギを握っていると言われています。
また、キチン・キトサンに含まれるキトオリゴ糖には、血中の貪食細胞であるマクロファージや白血球のＮＫ細胞を増やし、免疫活性を高めるはたらきがあるらしく、ガン抑制作用もあるとされています。
他にも、抗菌作用や皮膚の保護・修復作用・ 抗アレルギーや保湿、かゆみを抑えるなどの作用を持っているということが発表されています。
キチン・キトサンの摂取で期待される効果や効能など
・血圧を下げたり、血栓を防ぐ作用がある
・ビフィズス菌を活性化し増殖させる
・免疫力を高め、生体機能を調整する
・殺菌作用でバクテリアや細菌の繁殖を抑える
・制ガン作用がある
・尿酸代謝を改善する
・食物の脂肪を吸着し、そのまま排出する
