ガンマ・リノレン酸について
ガンマ・リノレン酸(γ-リノレン酸)とは、別名「ビタミンF」と呼ばれる必須脂肪酸で、α-リノレン酸と違い、直接食べ物から摂取することは殆どできない成分です。
ガンマ・リノレン酸は、月見草やボラージ草、ブラックカラントなどの数種類の植物だけに存在する珍しい物質で、 母乳に含まれています。
ガンマ・リノレン酸の働きや作用など
ガンマ・リノレン酸は、そもそも植物油脂に含まれるリノール酸から体内で酵素の働きにより代謝されてできる物質なのですが、中年以降急速に減少して老化を加速し、また免疫力も低下すると言われています。
また、リノール酸(マヨネーズやサラダ油)の摂りすぎや、コレステロールや甘い物、アルコールの過剰摂取によって、ガンマ・リノレン酸への変換がストップしてしまい、体内のγ-リノレン酸濃度が低下してしまいます。
イギリスやドイツなどではガンマ・リノレン酸がアトピー性皮膚炎患者の治療に用いられており、医療品として許可されています。
ガンマ・リノレン酸の摂取で期待される効果や効能など
・高血圧、心臓血管の障害、動脈硬化の予防と改善
・血小板凝集抑制作用
・コレステロール低下作用
・アトピー性皮膚炎・アレルギー性疾患の改善
・胃潰瘍の予防と改善
・脂肪肝、肝機能の改善
・腎臓機能改善
・皮膚炎や外耳炎などの抑制
・抗炎症作用
・便秘の改善
・老化防止など