グルコサミンについて
グルコサミンとは、カニ、エビなどの甲殻類の外皮を形成する「キチン質」に含まれている成分で、体内でも軟骨細胞から作り出されるアミノ糖です。
人間では糖たんぱく質の成分として軟骨、爪、靱帯、心臓弁などに存在しています。
グルコサミンの働きや作用など
グルコサミンの働きは、軟骨が伸び縮みの役割を果たす「プロテオグリカン」の生成を促すことで、磨り減った軟骨を元に戻す働きをし、また、軟骨が分解するのを防ぐ働きもします。
グルコサミンは、プロテオグリカンの材料となってプロテオグリカンを合成すると同時に、軟骨細胞に働きかけ、プロテオグリカンの生成能力そのものを高める作用をし、軟骨内の代謝をコントロールして、関節の機能が衰えるのを防ぐ作用もしています。
上記ようなことから、軟骨細胞を形づくる最も重要な栄養素の一つと言われています。
グルコサミンは体内でも合成されていますが、加齢にともない合成が分解に追いつかなくなったり、関節軟骨の磨耗や運動による関節の酷使などで体内や関節内で欠乏すると、関節内での細胞の新陳代謝に障害が出てしまいます。
グルコサミンは軟骨に水分を吸引するコンドロイチン硫酸との併用で、より優れた効果を発揮します。
ちなみに、グルコサミンはヨーロッパでは、10数年前から変形性関節炎に対する医薬品として認可されています。
グルコサミンの摂取で期待される効果や効能など
・軟骨や皮膚などの構成成分となる
・傷ついた軟骨の修復を促進
・変形性関節症の痛みや腫れを改善する