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コエンザイムQ10について

コエンザイムQ10とは、学名「ユビキノン」と呼ばれるビタミン様物質で、2001年6月に厚生労働省より栄養補助食品として製造認可されました。

コエンザイムQ10は体内で合成されますが、20歳頃をピークに減少しだし、40歳前後に不足状態になります。

食品(魚,肉類)にも極少量 含まれていますが、栄養補助食品からとるほうが現実的だと思われます。

コエンザイムQ10の働きや作用など

コエンザイムQ10は全ての細胞膜に存在し、特に心臓や肝臓・卵巣・精巣には多く含まれており、心臓では大変重要な働きをします。

人間が生きていく上で必要なエネルギーの約95%は、細胞内にあるミトコンドリアで生成されているのですが、コエンザイムQ10はミトコンドリア内に多く含まれ、それぞれの細胞はATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれる物質を作り、ATPがエネルギーを放出します。

コエンザイムQ10は、このATPの生産に必要なたいへん重要なビタミンで、ATPの生産を強力に促進し,細胞をイキイキとさせ活力を与えます。

しかし、細胞の中のコエンザイムQ10が減少すると、細胞がエネルギーを生産できなくなり、体各部に供給されるべきエネルギーが不足し、さまざまな病気を引き起こすことになります。

また、コエンザイムQ10には、心臓のエネルギー産生量を増やし、心筋の機能を高めるエネルギー賦活作用があり、また、老化や生活習慣病などの原因になっているといわれる脂質過酸化を防ぐ抗酸化作用もあります。

それと、コエンザイムQ10は皮膚にも存在し、紫外線による酸化から皮膚を守る働きもしているのですが、その作用により紫外線の害を抑え、シミ、シワなどを予防できると考えられます。

このようなことから栄養補助食品だけでなく、コエンザイムQ10を配合した化粧品なども市販されています。

コエンザイムQ10の摂取で期待される効果や効能など

・心臓の保護、機能回復作用
・抗酸化作用
・免疫力の強化
・シミ、シワなどを予防