メシマコブについて
メシマコブとは、タバコウロコタケ科でキコブタケの仲間に属する多年生のキノコです。
学名を「フェリナス・リンテウス」といい、中国では「桑黄」と呼ばれおり、和名であるメシマコブという名前は長崎県の男女群島の女島(メシマ)にある桑の木にコブ状に寄生していたことに由来しています。
メシマコブの働きや作用など
メシマコブはガン患者のT細胞、B細胞、NK細胞、マクロファージの量を増大させる免疫増強作用があると言われています。
マクロファージとは、「貪食細胞(どんしょくさいぼう)」と呼ばれる大型の細胞で、全身の臓器組織に広く分布する免疫細胞の1つなのですが、異物を飲み込むようにして細胞内に取り込み、細菌やウイルス、塵やホコリまで食べて酵素で殺菌処理します。
韓国では、1984年から国家的なプロジェクトを組み、約10年の月日をかけメシマコブの菌糸体培養に成功し、1993年には医薬品として認可され多くの医療機関でガン治療に使用されています。
メシマコブの摂取で期待される効果や効能など
・抗がん作用
・免疫機能を正常化
・血糖降下作用
・血圧調整作用
・動脈硬化抑制作用
・抗ウイルス作用
・抗血栓作用など
T細胞、B細胞、NK細胞
・T細胞
免疫細胞の1つで、ヘルパーT細胞・キラーT細胞・サプレッサーT細胞に分かれ、それぞれ働きが異なります。
・B細胞
病原体の刺激があると「抗体」を産生する機能のある小型の免疫細胞
・NK細胞(ナチュラルキラー細胞)
がん細胞を見つけて攻撃する細胞