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DHAについて

DHAはドコサヘキサエン酸という多価不飽和脂肪酸の一つで、必須脂肪酸とされます。

必須脂肪酸とは、体内で作れない脂肪酸のことで、食物などからきちんと摂取することが必要であり、生体機能を維持する上で欠かせない脂肪酸のことです。

DHAは哺乳動物の脳のリン脂質や牛の肝臓などにも検出され、人間のからだでは脳細胞に多く存在し、脳や神経組織の発育や機能維持になくてはならないひじょうに重要なものです。

しかしながら、人間の体内では充分に作ることができない成分なので、それを多く含まれている魚(マグロ・カツオ・あじ・さば・鰯・秋刀魚・ぶりなど背の青魚) などの食品等から摂取しなければなりません。

DHAの働きや作用など

いわゆる血液をサラサラにするといった働きがあると言われています。

俗によく言われる悪玉コレステロール(LDL)、これが増えすぎると血管の壁にコレステロールがたまって動脈硬化の要因となるのですが、DHAにはこの悪玉コレステロール(LDL)を減らす作用があります。

また、皮下脂肪の主成分である中性脂肪を減らす作用もするのです。

DHAは約140億個あるとされている脳細胞の細胞膜を構成する物質で、脳細胞間の情報伝達をつかさどる「シナプス」の構成成分であり、DHAは摂取してそのまま脳細胞のなかに入っていける希少な物質の1つです。

このことから脳の記憶や学習機能の向上をアップさせたり、老人痴呆症の予防にも効果があるとされています。

DHAの摂取で期待される効果や効能など

・悪玉コレステロールを減らす作用
・中性脂肪を減らす作用
・動脈硬化予防作用
・老人痴呆症の予防
・脳卒中、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞の予防、改善
・高脂血症、高血圧の予防、改善
・アレルギー疾患などの免疫性疾患の予防、改善など